2022年4月21日に、Canonical Ubuntu 22.04 LTS がリリースされました。
2年に1度のペースで提供されるLTS(長期サポート)版の22.04は、2027年4月まで不具合修正やセキュリティパッチなどのサポートが提供されます。
アップデート内容
今回追加された主な機能は以下に記載のとおりです。
いくつかピックアップすると
- Linux Kernel
- Ubuntu Desktopについては、最新世代の認証されたデバイスにはv5.17、その他のデバイスにはv5.15とそれぞれ異なるカーネルが適用される
- NVIDIA drivers
- ARM64環境でNVIDIA GPUドライバを使いたいとき、Ubuntu Archiveにあるubuntu-driversツールを使えばインストールやセットアップができる
- NFSマウントでUDPが無効化される
- ツールチェインがアップグレードされる
- GCCが11.2.0リリース版に、LLVMはver.14になるなど
- Go言語の1.18.xや、Rust (rustc) 1.58もデフォルトで入る
- systemdがv249.11にアップデートされる
- OpenSSLがApatch License化された3.0に更新される
- GNOMEがアップデートされる
- その他セキュリティや画面アイコン、色設定の変更等
Ubuntu Serverについては(私が全然使っていないこともあり)触れていませんが、こちらも22.04がリリースされているので、知りたい方はリリースノートをご覧ください。
JetsonユーザーもホストPCをアップグレードしてもいい?
JetsonにOSをフラッシュさせるなどの目的でNVIDIA SDK Managerを使っている方は、22.04にアップグレードしてしまうとNVIDIA SDK Managerが使えなくなってしまうので注意してください。
現状は、NVIDIA SDK ManagerはJetsonシリーズで利用可能なUbuntu 16.04/18.04/20.04のみのサポートです。Jetson Orin / XavierシリーズがUbuntu 22.04に対応するか、柔軟なディストリビューション選択ができるようにならない限りはサポートしないでしょう。
WSLでの活用
Windows10以降で利用可能なWindows Subsystem for Linux (WSL)でもUbuntu 22.04 LTS がすでに利用可能になっています。
すでに20.04などの環境をインストールしている方もディストリビューションのアップグレードをかけることはできるかもしれませんが、環境を分けたい場合や、何か互換性などのトラブルがないかという点も含めて、とりあえず既存環境とは別に22.04を新規インストールすることをおすすめします。

新しければいいのか、みたいな話はあるにしても、個人的には22.04をJetson上でつかってみたいなーとか。
現状、JetsonではUbuntuディストリビューションのバージョンはJetPackに依存してしまいますが、これが解決すると現役OSやカーネルの恩恵を、世代間格差なんて感じずに受けられるのかなと思います。

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